マット1枚で声かけいらずのおやつ時間。ママの掃除も楽になる

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どうしたらもっと楽になる?環境の変化に柔軟に対応しよう

我が家では子どもの軽食やおやつにパンやビスケットを食べさせることがあります。

準備は簡単だけれど、食べこぼしの粉にいつも悩まされていました。そのため、せっかく子ども部屋があるにも関わらずおやつを食べるのはリビングのテーブルだけ。

ところが主人が在宅勤務になり、リビングの隣の書斎でオンライン会議をしていると、楽しいおやつの時間に「静かに!」と言い続けることになります。

そこで、子ども部屋で散らかさずにおやつを食べる方法を考えました。

ガミガミママから脱却できた!一枚のマットで激変したおやつ時間

我が家が子ども部屋でおやつを食べることを禁止していた理由は、ベッドの上やおもちゃのキッチンセットなど、至る所にビスケットの粉が散らばるんじゃないかと心配していたからです。

しかし一枚のマットを敷くことで、子どもたちは自然にマットの上に座っておやつを食べることができました。その姿はまるでピクニックです。

私は一言も「マットの上で食べなさい」とは言っていません。それでも一枚マットがあることで自然にそこに座ってしまうのです。このような仕組みは行動科学でも証明されています。

「何度言ったらわかるの!」の代わりにやりたくなっちゃう仕掛けを作ろう

言われなくても勝手に体が動いてしまう仕掛けを “プレイシング”と言います。場所を表すPlaceからきています。その名の通り、目で見て分かる形で場所を示す(区切る)ことを指します。今回の場合はマットそのものが空間を区切る仕掛けになったのです。

例えば3人がけの机の両端にだけ資料が置いて、真ん中の席に資料を置かないでおきます。すると、それを見た人は自然に真ん中を開けて、資料の置いてある両端の椅子に腰をかけます。

人が入ってくるたびに、「真ん中を開けて両端にお座りください」とアナウンスする必要はないのです。いつも子どもに対して「△△してね」「〇〇しないでね」と繰り返し言い続けていることに対しては、言われなくてもやりたくなっちゃう仕掛けを考えてみましょう。

“プレイシング”を使うとガミガミ言わなくてすむ。家中に仕掛けよう!

マットを敷く前は「虫がくるから散らかさないでね!」と怖い顔でおやつを渡し、食べ終わった後は「掃除するからどいて!」と掃除機を片手にしかめ面をしていました。

しかし余っていたマットを一枚敷くだけで子どもたちの動きも制限され、掃除する場所も限定的になったのです。

“プレイシング”とはいわば仕掛け作りです。ガミガミ言われなくても思わずそうしたくなる、そんな仕掛けを家の中に散りばめてみましょう!食事のときにランチョンマットやコースターを使う、靴を片付ける場所にシールを貼っておくなども効果的です。

ゆみ/ライター

実は”プレイシング”は街中でも至るところで使われています。明日のお散歩は街中に潜む“プレイシング”を探して、お家でも真似できそうなネタを一つ持ち帰りましょう。

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この記事を書いた人

わたなべ ゆみのアバター わたなべ ゆみ ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

ヨーロッパ在住8年目の駐在妻。
日本人がいない街で初めての妊娠、出産、子育てを経験し“ママがおしゃべりできる場所”の必要性を実感。海外で頑張る駐在ママの笑顔を支えるべく、オンラインでの子育て相談を始める。波乱万丈な人生経験とキッズコーチング の論理的な知識で『安心』と『癒し』を提供。

趣味はハンガリー刺繍とビーズ工芸。KinKi Kidsのファン歴25年。

6歳と2歳の子どもをホームスクーリング中。

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