1歳のイタズラはやる気の源。「ダメ!」を封印してやる気を育もう

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行動範囲が広がる1歳は目に見える全てのものが研究対象

ハイハイや伝い歩きで行動範囲が一気に広がる1歳の子にとって、家はまるで秘境のジャングル。探検して採集・調査したいものだらけです。

なんでも臆せず手を伸ばすので、お母さんは思わず「ダメ!」と言うことも多いでしょう。

赤ちゃんはみんな、この世界に興味津々で生まれてきます。自分で動けるようになって、この世界を理解しようと調べ始めるのがちょうどこの頃です。

「ダメ」と言わずに自由に探検させてあげると、後のやる気の元が育ちます。

やめさせたいお母さんvs触りたい子ども。この勝負、子ども不戦勝です

1歳は実験期と呼ばれています。

特に男の子は自分でやりたいことをやるのが好きなので大人の都合で止めるのはよくありません。

お母さんが「ダメ!」と言いたくなるのはどんなときでしょう。触られたくないものは、手の届かないところへ片付けましょう。

土足で家に上がるなど不衛生な行動は「汚いよ」とシンプルに伝えます。画鋲を触るなど危険なことの場合は「痛いよ」と伝えて、大きな怪我になる前に少し痛みを経験させましょう。

やめさせることに注力するのではなく、安心して子どもが実験できる環境を整えることに注力するのが大切です。

「ダメ!」ばかりではやる気を失う。経験から学んだことこそ身に付く

私たち家族が暮らすハンガリーでは、日本の食材はとても高価で貴重です。毎年実家から送ってもらう梅干しは、一年かけて少しずついただきます。

息子が1歳の頃、梅干しに興味を示しました。恥ずかしながら「もったいない」と感じた私は「ダメよ」と言って止めました。それでもどうしても欲しいとぐずる息子との押し問答をみかねた主人が「一度食べさせたら?」と提案しました。

1歳の子に梅干しを食べさせるなんて選択肢がなかった私は、その提案に驚きながらも食べさせてみることに。

その瞬間を抑えたのが上の写真です。一度食べた後は、欲しがることはなくなりました。さらにそれ以降、初めての食べ物は少しずつ口に入れるという技も習得しました。

酸いも甘いも噛み分ける。1歳男子の実験は学びとやる気に直結している

1歳を過ぎたあたりから、男の子と女の子の行動の違いが大きくなってきます。

ひたすら車のタイヤを眺め続けたり、ぬいぐるみを戦わせたり、お母さんには理解できない行動もあるでしょう。

そんなときも否定せず、まずは見守りましょう。

「やりたい!」と思ったことを実際に手を動かしてやってみることで、好奇心を満たしています。この時期の興味が将来のやる気に繋がります。

「ダメ!」と言わなくても良い環境を整えましょう。危険なことなどどうしても見過ごせないときは「危ないよ」のように短く直接的な表現で伝えるようにしましょう。

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この記事を書いた人

わたなべ ゆみのアバター わたなべ ゆみ ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

ヨーロッパ在住8年目の駐在妻。
日本人がいない街で初めての妊娠、出産、子育てを経験し“ママがおしゃべりできる場所”の必要性を実感。海外で頑張る駐在ママの笑顔を支えるべく、オンラインでの子育て相談を始める。波乱万丈な人生経験とキッズコーチング の論理的な知識で『安心』と『癒し』を提供。

趣味はハンガリー刺繍とビーズ工芸。KinKi Kidsのファン歴25年。

6歳と2歳の子どもをホームスクーリング中。

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