どんな自分も大好きになれる魔法の言葉、日常生活に「好き」を散りばめよう

ちひろ/ライター

キッズコーチングでは、子どもの自己肯定感を高めるために「ママはあなたのことが大好きよ」とお子さんに言ってあげてくださいね、とお伝えすることがあります。

あなたは「大好きよ」と伝えることできますか?正直、気恥ずかしいな、照れくさいなと思うママも多いのでは?

本日はそんなちょっと恥ずかしがり屋のママのハードルを下げる「好き」を伝える方法をお伝えしたいと思います。

目次

ママの愛は子どもの自己肯定感を育てる

「どんな自分でも大好き!」苦手も得意もひっくるめて自分は自分でいいんだ、ありのままの自分を肯定する力のことを“自己肯定感”と言います。この気持ちは心の基礎となり、自分を支えてくれるものとなります。

この基礎を頑丈なものにするために必要なのが、親からの愛なのです。牛乳をこぼしたって、けんかしたって「ママはどんなあなたも大好きよ」と愛を伝えられることで、子どもは「自分は自分のままでいいんだ」と安心感で包み込まれます。その否定されない安心感があるからこそ、人はチャレンジをしたり、自分の持てる力を発揮したりすることができます。

でもね、今までそんなこと言ったこともなかったのに急に「ママはどんなあなたも大好きよ」って言いにくくないですか?そんなママにおススメなのが日常に「好き」という単語を散りばめることです。

「好き」と言い慣れるには、とにかく「好き」を日常で使うこと

人に「好き」と伝えるのはハードルが高いというママは、まずは“モノ”からチャレンジしてみましょう。「〇〇くんの服の色ママ好きだな」「○○ちゃんの食べているアイス、ママも好き」など。本当にこれで効果があるの?なんて思うかもしれませんが、人間の脳は主語あまり理解しないで捉える傾向があるそう。

つまり「好き」と言っている対象が服の色だろうと、食べているアイスだろうと、脳の中では「自分のことが好き!と言ってくれている」と勝手に解釈してしまうのです。

いかがでしょうか?こう聞いたら日常生活で「好き」を使うハードルが少し下がりませんか?「好き」はモノだけでなく、“行動”や“考え方”などにも使うことができます。1日に何回「好き」という単語を使えたか、ぜひゲーム感覚で楽しんでくださいね!

「好き」の循環は、ママの心も支えてくれる

実を言うと私も「ママはどんなあなたも大好き」というのはハードルが高かった人です。私自身両親にそのようなことを言われ育った経験がなかったので、どのような場面で伝えたらいいのか、どんな顔して言ったらいいのか、イメージがまったくわかなかったのです。

まずは、抵抗の少ない“モノ”に「好き」をプラスする!と決意することからはじめ、「その服いいね!」の“いいね”を“好き”にチェンジするようにしました。

はじめは意識的に使っていた「好き」ですが、それがだんだん無意識に言えるようになってきたころを、次第に子どもたちも真似して言うようになりました。「好き」が家庭内で循環するようになったのです。たとえ、外で辛いことがあっても家庭に帰れば自分のことを大好きと言ってくれる家族がいる、この事実は私に自信を与え、様々なことにチャレンジする勇気をも与えてくれたのです。

「好き」は子どもにストレートに愛が伝えてくれる

私の両親も私のことを愛してくれていたと今なら理解できます。でも、それは私には届きにくい方法だったのです。愛しているのに子どもに届いていなかったらもったいないですね。

自分の愛が子どもに届いているかと不安になったら子どもに聞いてみてください。「ママ(パパ)はあなたのこと好きだと思う?」って。もしも「うん、好きだよ」という答えが返ってきたら、あなたの愛はしっかりと子どもに伝わっています。

もちろん、思う答えではなかったとしても心配しないでください。それはあなたの愛が足りないのではなく、十分に気持ちが伝わっていないだけ。「好き」はストレートに愛を伝える魔法の言葉。ぜひ、言い慣れて日常生活に散りばめていってくださいね!

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この記事を書いた人

亀山千裕のアバター 亀山千裕 ままとこネットライター/キッズコーチング®マスタアドバイザー

小4、小1、3歳の子を育てる転勤族妻。
日々、家族を家事に巻き込む方法を探究し、最高のチームに育てるため奮闘中。プレッシャーを勝手に背負った教育ママが、わが子の「ママの子をやめたい」という言葉に目が覚める。現在は楽しい子育てを実践してもらうべく精力的に活動中。

趣味はファミリーキャンプ。オシャレなキャンプレイアウト研究中。

元養護教諭(保健室の先生)/ライフオーガナイザー®

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