【一人っ子ママ必見】一人っ子の「ここが気になる!」がなくなるヒント

 

ゆきほ/ライター

 わが家の子どもは一人っ子。私も夫も1人っ子。そんなわが家はマイペースだらけで楽しい毎日です。

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兄弟姉妹は必要?いてもいなくても同じなのかどうか

長年子どもと関わる仕事をしてきて、私の良く聞く一人っ子の保護者が質問する事柄ベスト5は以下のとおり。

1.うちの子わがままですよね?
2.マイペースすぎですよね?
3.(マイペースなのに)ひっこみじあんですよね?
4.社会性が低くないですか?
5.競争心が少なくてやる気や根気がない気がしません?


実際に科学的な調査結果として、環境要因から、兄弟姉妹がいる子どもと比べて社会性の育つ曲線はゆっくりの子どもが多く、競争心を持つ機会が少ないことで勝負ごとに粘り強く立ち向かう力はゆっくりと育つという結果も出ています。

大切な事実として知ってほしいのですが、じつはこれら全部、多かれ少なかれ兄弟姉妹を持つご家庭からもしっかりちゃっかりあがってくる心配事であったりもします。

子ども自身の特性はその子その子で違っていて、環境というエッセンスがそこに少し加わることだったり、時間をかけることだったりで、子どもはみんな同じように自分なりに成長していて、どんな自分にでも伸びていけるということです。

一人っ子の性格って?一人っ子夫婦から見た一人っ子息子の話

わが家の夫は一人っ子です。一人っ子は所有欲が強くお金に無頓着…という噂を「違うよ!要るものは要るんよ!」と全否定しながら、ネットのお買い物ボタンを気軽に押してしまうマイペースな人です。そして、持っているものを誰にでもあっさりあげてしまったりします。

かくいう私も一人っ子。小2の時まで”おやつは人と分けるもの″という概念がなく、遊びに来た友だちの前で、1人お菓子を食べていた、社会性の成長起点が遅めのマイペースさを持っています。

そんな2人から生まれた一人っ子の息子。兄弟姉妹どころかいとこも存在していません。親族の中で息子だけが子どもなのです。

そんな中で育っていると、確かに社会性という面では言葉の選び方や表情が独りよがりだな…と感じたり、配慮がない程マイペースだなと感じたりすることはあります。

しかし、小さな頃に比べればしっかりと彼なりに成長しています。もっと社会性を育みたいなと思えば、集団生活体験のできるイベントは山ほど存在しています。

様々な子どもと関わってきた私たち1人っ子夫婦から見れば、子どもはみんなそれぞれ違っているし、何かの傾向があるといっても、その傾向は多かれ少なかれどんな子にもあることで"1人っ子だから″という言葉で片づける必要はあまりないかなと感じています。

それよりも、キッズコーチングの気質で分けられた〝元気いっぱいでアクティブなちょっと猪突猛進なタイプ″がしっくりきているなと感じています。1人っ子の性格…というひとくくりでは、子どものすべては言い表せない気がするのです。

心配なことを見直して肯定的にしてみる。するとそれが魅力に見える

一人っ子のお父さんお母さんは「1人っ子で育てていると気になることが多くてできる限り直したい」とおっしゃることが多いのですが、決して悪いことばかりではありません。一人っ子の良いところをネットで検索すると、独立心があり、想像力がたくましく、誰にでも優しい、危機的状況に対して冷静…などなどたくさん出てきます。

もちろん気になるところはあるかもしれませんがそれは本当に〝気になるところ=良くないところ″なのでしょうか。一つの例として〝わがまま=自己主張できる″ことであり、悪いことだけでは決してありません。この力はプレゼンテーションやリーダシップなどで発揮されれば大活躍すること間違いなしです。

また、”競争心がないこと”はお互いを尊重し、人間関係を穏やかに構築できる力をもっています。向上心さえあれば自分自身を高めていくこともできるので、成長しないなどと言うことはないのです。

こうして気になるところを見直して、肯定的に捉えていくと心配なところもその子自身の魅力に見えてきます。ぜひ肯定的に捉える思考にチャレンジしてみてください。

隣の芝生は青いけど、わが家の芝生は数えきれない魅力で満たされた虹色です

兄弟姉妹がいる家庭の中には、子どもをしっかり見てあげられるし、経済的にもその子のやりたいことを思い切りやらせてあげられるので1人っ子の方が良かったという人もいます。しかし子どもは、それぞれの環境の中で良いところを吸収しながらきちんと成長していきます。

あなたがもし兄弟姉妹がいるご家庭の芝生が青く見えていたとしても、隣から見たら、あなたの家の芝生も青いかもしれませんし、赤や黄色に見えているかもしれません。親がきちんと子どものステキなところを認めながら支えていれば、1人っ子だろうと兄弟姉妹がいようと同じようにその子らしくステキに育つものです。

子どもの可能性は無限大です。子どもが自信をもって育っていれば、あなたの家の芝生は虹色に輝いているに違いないのです。

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この記事を書いた人

黒田ゆき保のアバター 黒田ゆき保 ママトコネットライター/キッズコーチング®トレーナー

全ての子どもに『自分らしく生きる力』を。新しい一歩を安心して踏み出せる『心の居場所』を提供。不登校児や特別支援児のサポート、自然体験・野外体験活動指導者として、様々な組織のキャンプの企画に参画。 青少年育成ボランティアの養成にも力を入れ、延べ1万人以上の子どもたちと関わる。

外遊びと絵本、工作と文房具好き。

キャンプディレクター1級/ comfortable place 代表。1児の母。

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