「ママは弟(妹)の方が好き?」格差を感じがちな上の子に愛情を伝える方法

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“平等に!”を気にしすぎず、個々の個性を大事にしよう!

血を分けた子どもであっても、個性があります。その生まれ持った個性を『気質』といいます。ママと似た気質の子どもだったら、なんとなく考えている事や感じていることが理解できたり。逆に、真逆の気質であれば理解しづらかったり「上の子・下の子で全く性格が違う」なんて感じる事もあるのではないでしょうか。

気質は『良い』『悪い』と簡単に区別できるものではなく、違うからこそ理解しようという行動にもつながっていきます。

平等であることよりも、個々の気質を大事にし、個別に対応を変えることが重要です。それに合わせて対応する事で「私よりも弟(妹)の方がすきなのでは…」という気持ちも薄れていきます。

個々の対応以外に、普段の声掛けについて振返ってみてください。

お兄ちゃん・お姉ちゃんにもしっかり労おう!

ついつい年が上の子どもに頼ったり、しっかりしてもらいたい気持ちが先行してしまうことはありませんか?

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」「お姉ちゃんなんだから面倒見てあげて」と“上の子だから”という事を伝えてしまっているとしたら…。

「どうして自分ばかりがこんな思いをしなきゃいけないの」という気持ちになってしまうかもしれません。

下の子の面倒を気持ちよく見てほしいときは、具体的に説明することが大事!

「○○(下の子)はこれがまだうまくできないから手伝ってあげて」など、具体的な理由と何をしたらよいのかを伝えると理解しやすいのです。

上の子に責任感を持ってほしいのであれば、下の子の面倒を見てくれたときは「ありがとう!助かった!」と、忘れずお礼を言うと嬉しさと共に責任感も育っていきます。

比べるのは過去の自分!変化を伝えることが「いつも見ているよ」のメッセージになる

気質によって得意なことと不得意な事は違います。

お勉強にスポーツが得意で、優秀に見えますが頑固な一面を持っている子どももいれば、友達が多く色んな子と仲良くできるが運動が苦手…など、色々な子がいるのです。

勉強やテストの結果など、兄弟で比べてしまい「上の子はできるのに」と思ってしまうママも少なくはないでしょう。

比較対象は兄弟ではなく、過去の本人から成長したかどうかです!

ご自身に置き換えてみてください。

「あの人は●日で覚えたけど、あなたはまだ覚えてないのね」なんて仕事の先輩に言われたら、どんな気持ちになるでしょう。

子どもも一緒で、人と比べられるのはやる気も下がってしまうので、成長したかどうかで褒めてあげましょう!

「前よりもきれいに書けるようになったね!」「去年の運動会より速く走れるようになったね!」

比較対象を過去の子ども!それを褒める言葉に入れてあげると、やる気もぐんぐん上がっていきます。

7秒ハグで愛情表現を!

どんなに気を付けていても100%平等というのは難しいですよね。

「弟の方が好き?」と言聞いてくる本当の理由は本人しかわかりません。ママも不安になって「なんでだろ?」「何がわるかった?」など考え込んでしまう方もいますよね。ちょっとした寂しい気持ちや不安な気持ちでも、言葉でどう伝えてよいのか分からない子もいます。それが「好き?」という言葉になって出てくることも多いんです。

時間が取れる時は、その子と二人の時間を作ってみてください。いつもみんなで入っていたお風呂に二人きりで入ったり、お散歩に出てみたり、そこで本音が聞けるかもしれません。あまり時間が取れない方は『7秒間ハグ』をして「大好きだよ」とシンプルに伝えてみてください。しっかり愛情がチャージされれば子どもに笑顔が戻ってきます。

かまってほしかっただけ?!もしかしたら最近のママの顔がお疲れモードだった?!

「何が原因?」と考える事も大事ですが、それよりも先に目の前の子どものたっぷりの愛情表現をしましょう。

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